ユタについて その２

私が　何よりも驚かされたのは　ユタの言葉です。

「別にユタになりたくてなったのではない」　ほとんどの方がそう言われるのだそうです。

え？どうして？

それは　独特な　ユタの成巫儀礼に由来されると思われます。

一般的にユタになる人間は、
まず生死に関わる事故、肉親の不幸、
夢などをきっかけに「カンダーリィ(神倒れ・神垂れ)」と言われる原因不明の体調不良、いわゆる巫病を発症するとされています。

信仰者の間では「ユタになれという神からの命令」と考えられていて、
この神命を拒む限り巫病は治らず、死ぬ者もいると信じられています。

ユタになることを受け入れた者は、地域の御嶽を巡って神と交信したり、
信心を持つことによって次第に巫病から解放され、ユタになるとされています。

ユタの女性の実に９０％以上が　離婚経験者でもあります。

この成巫過程から、
多くのユタは「別にユタになりたくてなったのではない」と言う者が多いというわけですね。

こうした者は、生まれながらに霊能力が強い「サーダカ（サーダカウマリ）」であると考えられています。

科学的な検証によると、ユタが能力を発揮するとき、
右脳が通常では考えられない異常な状態になることがわかっています。
（ＮＨＫの脅威の小宇宙で放送されています↓）
http://www.youtube.com/watch?v=0iAGaYdlp5w&feature=related

※以上　Wikiより抜粋

実は、私は純粋な本土生れで　
ユタとはどう考えても　繋がる点はないように思われるのですが
少しだけ　ユタの方と共通するような事がありまして　　
ユタの事を知った時には　全身に鳥肌が立ち、
You yubeで　ユタの番組を観た時には、意味もなく涙がボロボロとあふれてきて止まりませんでした。

私は　家族というものには縁の薄い人間でした。

子供の頃から　身体も弱く　人生の半分は体調不良の日々。
身体の精密検査を幾度もしてきましたが　いつも「異常なし」

お医者さんも　その度に首をかしげたものです。

数年前には、肉親を亡くし、
それだけでなく　心の家族であったペットまで病気で逝ってしまいました。

お恥ずかしい話ですが　肉親の不幸をきっかけに、親戚達とのいざこざも再燃しまして
私は精神的にとうとう壊れてしまい、心療内科にお世話になりました。

夢にうなされて　泣いて飛び起きたり、うわ言を叫んでみたり・・・。

毎日　毎日　死ぬ事ばかりを考えていました。

離婚もしました。
子供にも　たくさん迷惑をかけ、母親らしい事は　今でも及第点保持者です。

もともと　子供の頃から精神的には不安定、と言われてきましたので
登校拒否、リストカット、薬物の過剰摂取など
けっこう　いろいろな事をしてきましたね。

でも、決して「人を困らせよう」と　思ってしたのではないのです。

心の底ではいつも「助けて。助けて。誰か助けて。」そう　叫び続けていました。

４０過ぎのいい大人が　まだ子供時代の事を引きずっている、なんて
人様が見たら　何て大人げない、と思われるでしょう。

私自身もそう思っていました。

でも、この心のやり場を　どうする事もできないのです。

数年の間、心療内科に通い続け　そんなある日、気がついたのです。

「こんな気持ちの人間は、私だけではない。」と。

そう思ったら、もう居てもたってもいられず
小さい頃から沢山経験を積んできた「神仏」の事「占術」の事を使って
私と同じように　魂と心に救いを求めている方のお役にたてたら
何と素晴らしい事だろう！

そう思って行動しはじめるうちに　どんどん私の心は　楽になってきました。

今考えると　それが私にとっての　
「カンダーリィ(神倒れ・神垂れ)」だったのかもしれません。

このお仕事を始めようと思ってからも
体重は減り続け　６〜７キロ落ちましたでしょうか。

今でも、自分が特別な人間だとも思いませんし
ほんとに　人様のお役にたてるのだろうか、とも思います。
特別な能力も無いように思いますし　見えてしまうのも怖い気もします。

それでも神様が「やってみなさい。」と　言われるのですから　
もうさせて頂くしかありません。

日々　禊ぎ（みそぎ）も沢山　いただいております。

特に、電話鑑定のお仕事が決まる前後には　毎日　禊ぎをいただきましたね。

いつも熱を出さない末の子供が　発熱して　ちっとも下がらない。（もう治りました）
長男は暴れて　壁を穴だらけにし　家出をしました。（次の日に全然違う顔で帰って来ました）
次男は膝に５針を縫うケガをしました。（ケガした時の記憶がないそうです）
パートナーは、血尿まで出しました。（尿路結石と診断されました）

でも、私の心は　今　不思議と平安なのです。

何が起きようと　もう私は一人ではない、と感じるのです。

何が起きても大丈夫。いい方向へ向かっているから。そう信じられるのです。

今までの孤独な気持は　一体　どこへ行ってしまったのかと思うくらいです。

そんな時に　ユタの存在を知りましたので

ああ　私は本土に生れたけれども　神様は　こうやって人を使わすのだ　と
改めて　思ったのです。

今日は　長くなりました。ごめんなさい。